ミックスボイス習得後の鍛え方について
ミックスボイス習得後の鍛え方について
〜「出せる」から「使いこなす」段階へ〜
ミックスボイスを習得できたら、次は何をすればいいのか?
ミックスボイス習得とは、
低音から高音域まで、地声の質感を保ったまま、滑らかに音程移動ができる状態を指します。
これは大きな到達点ですが、
同時に本当のスタート地点でもあります。
ミックスボイスには複数の発声パターンがある
ミックスボイスと一言で言っても、
実際にはさまざまな発声パターンが存在します。
例として、
- 地声ミックスボイス
- 裏声ミックスボイス
- フリップミックス
- クリスタルミックス
- その他の派生的ミックス
などが挙げられます。
これらは、
- 音域
- 声帯の状態
- 共鳴の方向
によって使い分けられる発声です。
『ミックスボイス習得後』にやるべきこと
ミックスボイス習得後のトレーニングでは、
👉 各発声の「音域」と「質」を向上させること
👉 それぞれを意識的に移動できるようにすること
が重要になります。
意識的コントロール → 無意識的コントロールへ
最初は、
- 今はどの発声を使っているか
- どこで切り替えているか
を意識的に把握しながら歌います。
その後、
- 考えなくても自然に切り替わる
- 曲中で瞬時に反応できる
無意識的なコントロールへと移行していきます。
この段階まで来ると、
歌唱の自由度が一気に上がります。
発声の引き出しが増えると何が変わるのか
いろいろな発声が使えるようになると、
- 歌える曲の幅が広がる
- 高音曲への対応力が上がる
- 声色を選べるようになる
結果として、
👉 歌唱力・表現力の大きな向上
に繋がっていきます。
ベルティングボイスとは?
ベルティングボイスとは、
- 高音域を
- 地声感を保ったまま
- 力強く、ロックに響かせる声
です。
ミックスボイスが、
低音〜高音まで
声を綺麗につなぐ状態
だとすると、
ベルティングボイスは、
そのミックスボイスに
アクセント(色・感情・パワー)を加える発声
と言えます。
ベルティングは「張り上げ」ではない
ベルティングボイスは、
- ただ大きな声を出す
- 喉で押し上げる
- 張り上げる
発声とはまったく違います。
実は逆で、
- 高音で声を外に出しすぎず
- 音を「閉じ込め」
- 頭の中で響かせていく
という感覚が必要になります。
正しくできると、
- 楽に
- 強く
- 高音が気持ちよく抜ける
状態になります。
ベルティングが表現力を広げる理由
ベルティングは、
- 地声から繋がった声
- ミックスボイスの延長線
にある発声です。
そのため、
- アーティスト本人の声質を保ちやすく
- 「誰かの声」になりにくい
という特徴があります。
これは、
👉 歌い手の個性
👉 表現の説得力
に直結します。
ベルティングは複合技術の発声
ベルティングボイスは、
- 共鳴力
- 鼻腔の使い方
- 引っ張りのベクトル
- 声帯のバランス
といった、
複数の技術が組み合わさった発声です。
だからこそ、
- 一朝一夕では身につかない
- しかし習得すると武器になる
発声でもあります。
まとめ
- ミックスボイス習得はスタート地点
- 発声には複数のミックスパターンがある
- 意識的 → 無意識的コントロールが重要
- 発声の引き出しが歌唱力を高める
- ベルティングはミックスに色を加える発声
- 張り上げではなく、響きで成立する
- 個性と表現力を保てる強力な武器になる
ぜひ、
「ミックスを出せた」から
「ミックスを使いこなす」へ
発声のステージを一段引き上げて、
ボイストレーニングを続けてみてください。
その先に、
本当の意味での“自由な高音”が待っています。








