ミドルボイスに入ったEの発音
ミドルボイスの感覚に入ったEの発音は、●のポジションにEが位置している感覚になります。
通常、日本語の『え』を発音する際、×マークの位置から声が発声されている状態になりますが、
ミドルボイス状態でのEは頬骨の前後2cm付近でEが発音されます。●ポジションのEは、声帯から声のポジションが遠くに位置するため、喉声になりにくく、
高音でも発声しやすいEとなります。これは洋楽で歌唱するときのEに近い状態です。日本語の母音は胸の振動や喉の振動を多く使用するため、
ミドルボイスの感覚に入りにくいです。しかし、舌や息、ポジション、母音の追加など細分化すればミドルボイスの感覚につながります。
ミドルボイスの声を発見する際に、裏声側からミドルの感覚に入る方もいれば、地声側からミドルボイスに入る方がいらっしゃいます。
人それぞれ発声状態によっても変わるので、一つの方法に偏らずにいろんな視点からトレーニングを行ってみて下さい。